歯のQ&A

平成29年9月27日(水) 東日新聞掲載

自分では気になりませんが、家内から『口が臭う』と言われます。歯医者で虫歯の治療と歯石取りはしていただきましたが、まだ臭いが残っているようです。他に口臭の原因はあるのでしょうか
(40代公務員、男性=豊橋市)

[回答者]
豊橋市歯科医師会  酒井 利政
 口臭の原因には、病気が原因で発生するものが9割以上です。全身疾患が原因で発生するものは1割ほどです。口臭に含まれる不快なにおいの成分は主に硫化水素などのガスによるものが多いです。口臭には大きく分けて5つの種類があります。
①生理的口臭 /誰にでもあるにおいで、起床直後や空腹時に口臭は強まります。主に唾液分泌低下により起こります。
②飲食物・嗜好品による口臭/にんにく、ネギ、酒、タバコなど。
③病的口臭/鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔、唾液の減少、義歯の清掃不良などがあげられます。
④ストレスによる口臭/ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。
⑤心理的口臭/自分自身で強い臭いがあると思いこむ人がいます。
 質問の内容から、一度歯医者さんで治療してもらっていることから心理的口臭などが疑われます。舌苔や生理的口臭や口呼吸などが原因で、奥さんに指摘されたのかもしれませんね。もし気になるようでしたらかかりつけの先生に口臭のことを告げてみてはいかがでしょうか。もし病的な口臭が疑われるようであれば耳鼻科や内科など紹介することもあります。また大学病院などでは口臭外来などもあり、必要であれば細かく診査することもできます。
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