その病気、歯周病のせいかも?
-歯の健康フェスティバルで、
「お口と身体の健康」に
ついて考えて!-
平成25年5月27日(月) 東愛知新聞掲載
みなさんは、毎日歯磨きをしていることと思います。
歯磨きは歯周病の予防にとってたいへん重要です。
ただし、歯磨きだけで大丈夫と過信してはいけません。
1日数回きちんと歯磨きをしている方でも、歯グキの溝や歯と歯の間には、必ずいくらかの磨き残しが出るからです。
歯周病は歯周病菌による感染症です。
その原因はプラ-ク(歯垢)で、私たちが物を食べて生き続ける限り、口の中で増えることはあっても、決して無くなることはありません。
もし丸1日歯磨きをサボったら、たちまち口の中はプラ-ク(歯垢)だらけに・・・。
歯磨きをしていたって、いくらかは残るのですから・・・。
つまり病気の原因は決してゼロにならないし、原因が口のなかに存在し続ける限り、炎症も慢性化するのです。
私たちが歯周病菌から逃れることは、生きている限り、まず不可能です。
そこで重要になるのが「お口の中の歯周病菌を可能な限り減らすこと」です。
毎日歯磨きをていねいに続けて、取り残したプラ-クや歯石は、定期的に歯科医院で除去することが大切です。
そして、健康的な生活を心がけ、免疫力を維持し、出来れば増強して、歯周病に負けない元気な状態(身体)で過ごすことです。
健康で免疫力が充実しているときは、よほど口の中が不潔でなければ、深刻な歯周病にはなりにくいものです。
歯周病の予防には、「からだの元気」ということが求められますし、「本当の健康」はこうした双方向の相乗効果によって得られていきます。
歯周病の検査を受け、歯グキの炎症を取って、やがてお口と身体の健康を守っていくことに繋がります。
そこで、今年も「歯と口の健康週間(旧:歯の健康週間)」がやってきます。
豊橋市歯科医師会では6月2日(日)、中野町の保健関連施設「ほいっぷ」にて、「歯の健康フェスティバル2013 健康で爽やかな歯!気持ちいい~↗」を開催します。
昨年大好評だった豊橋市民病院の歯科口腔外科&糖尿病・内分泌内科合同プロジェクト「ストップ・ザ・歯周病 ストップ・ザ・糖尿病」をはじめ、お口の周りのちょっとした工夫で、いつまでも、綺麗に若さを保つための「お口から 美(Be) Happy -アンチエイジング-」、そして<ええじゃないか豊橋伝播隊DOEE>もパフォーマンスを行います。
さらに今年は、豊橋技術科学大学とコラボレーションして、「科学の不思議 スライム作り体験」や吹奏楽団によるコンサートや、「豊橋市薬剤師会からの贈り物」で、お薬手帳やお薬相談も行います。
フッ素塗布・フッ素洗口、お口の臭いチェック、ムシ歯菌チェック、お口からストレスチェック、噛む噛むチェック、「親子で歯の健康教室」、豊橋レクリエ-ション協会の「あそびの広場」などなど、沢山の楽しいブースを準備しています。
詳しくは、豊橋市歯科医師会【公式】HP「ミラー」(http://www.tda8020.org)で事前情報を配信中です。
これを機会に、「お口と身体の健康」について、皆さんで考えてみて下さい。