定期的に歯科医院に通う利点(メリット)ってなんですか?

平成27年4月13日(月) 東愛知新聞掲載

歯科医院に通院するきっかけは虫歯や歯周病といった歯科疾患を患った事が殆どではないでしょうか。通院をし、治癒すれば治療は終了します。でも、この先また虫歯や歯周病に罹患しない保障はありません。出来る事なら虫歯や歯周病にはなりたくないですよね。その為にも定期的に歯科医院に通うメリットが有るのです。  
 今までは歯科医院に行くのは歯の病気になってからという事が多かったのですが、これでは口の中のダメージを大きくしてしまいます。悪くなりすぎてからは、治療も長期をきたし困難となる場合も少なく有りません。そんな事から病気にならないよう予防する事が大切なのです。
 虫歯も歯周病も初期は自覚症状も無く進行していきます。気が付いたときにはかなり進行してしまっている事が多いのです。歯の失う第1位は歯周病、第2位は虫歯なのです。  
 虫歯や歯周病は原因もはっきりしており、適切なメインテナンスをすれば予防は可能です。しかし、それが出来ない事により最終的には歯を失い入れ歯やインプラントなどを必要する状態となってしまっているのが現状です。歯は失って初めて大切さを知ります。失わない為にもメインテナンスをし、予防する事が大事なのです。  
 それでは具体的にメインテナンスとはどの様な事をするのでしょうか。
1. ブラッシング指導
患者さん一人一人歯磨きの癖、口の中の環境は異なります。その人に合った磨き方をする事が大切です。また、歯磨きに必要なその人に合った器具(歯ブラシ等)のアドバイスをします。
2. 歯のクリーニング
毎日行うブラッシングでは落とせない汚れを落とします。歯と歯の間に残ったプラークの除去を行い虫歯や歯周病の予防を行います。汚れを取ることにより、初期齲蝕の発見もします。  
 メインテナンスで予防する事はいつまでも健康に食生活をする道へと繋がっていると言っても過言では無いと思います。  
 メインテナンスだけで無く、歯の治療も続けて通い、中断しないでください。痛く無くなったので治療を途中で止めてしまうと健康な食生活を送れなくなってしまいます。治療の継続完治、定期的なメインテナンスでいつまでも楽しく健康な食生活を送りましょう。