豊橋市における歯周病検診について

平成28年1月18日(月) 掲載

皆さんは定期的に歯科医院に行って歯や歯肉の状態を確認したり、歯石を除去するなどのお手入れをしてもらっていますか?
 小学校や中学校などでは定期的に歯科健診を行っていますが、社会人になるとなかなか歯科健診を受ける機会がありません。
 ご存知の方も多いと思いますが、歯周病はムシ歯と違って、自覚症状の無いまま進行する病気です。
 歯肉が腫れる、歯肉から血や膿が出る、歯が揺れる、痛くて噛めないなどの自覚症状が出た頃には歯周病はかなり進行しています。
 そこで、今回は豊橋市における「歯周病検診」についてご紹介します。
 豊橋市では各ライフステージごとに歯科保健事業を展開しています。
 赤ちゃんがお腹の中に居る時期の「妊産婦歯科健康診査」にはじまり、「1歳6ヶ月児歯科健康診査」、「2歳児歯科健康診査とそのお母さんの成人歯科健康診査」、「3歳児歯科健康診査」そして、学童期の学校歯科健診を経て、壮年期(40歳~)・老年期(65歳~)の方を対象とした「歯周病検診」などがあります。  
 「歯周病検診」の対象者の条件は、豊橋市在住の、平成23年3月31日現在に40・45・50・55・60・65・70歳の節目の方が対象となります。
 検診票は4月下旬に、豊橋市から「豊橋市各種検診票」として郵送されます。
 「豊橋市各種検診票」には、「歯周病検診」の他に「肺(結核・肺がん)」「胃がん」「大腸がん」、男性対象の「前立腺がん」、女性対象の「子宮がん」「乳がん」の検診票が一緒になっています。
 対象者の方で、「豊橋市各種検診票」が届かない時は、豊橋市保健所健康増進課(0532-39-9136)までお問い合わせください。
 「歯周病検診」の検診項目は、問診・口腔内診査(ムシ歯の有無・歯グキの状態など)・歯科保健指導などです。
 歯石除去などの治療を受ける場合は、医療費の自己負担が発生しますが、「歯周病検診」は無料で受けられます。
 豊橋市から検診票が届きましたら、市内のご希望の歯科医院へ「豊橋市の歯周病検診」を受けたい旨を伝えて、予約をして下さい。
 「歯周病検診」を実施している歯科医院は、豊橋市歯科医師会のホームページ(http://www.tda8020.org)の「あなたの街の歯医者さん」で検索できます。  検診を受けられる時は、歯科医院の窓口で「検診票」を提示して下さい。  「歯が痛い」、「歯グキが腫れた」などの自覚症状がないと、なかなか歯科医院へ足が向きませんが、ご自身の健康状態を把握するいい機会です。  
 是非ご利用下さい。