口臭について

平成30年12月24日(月) 掲載

ある日、友人から急に「口の匂いが気になるよ」と言われたら、またある朝突然自分の家族から「口が臭い!」と言われたら、どうします?とてもショックですよね。今回は口臭についてお話しします。 口臭は実はどなたにもあります。それが多いか少ないかですが、基本的に口臭は三つに分けられます。
1, 生理的口臭:これは朝早く空腹時に出る口臭のことを言います。また女性の場合には生理時、それから緊張、疲れ、寝不足などの時には唾液の出る量が低下するため、口の中を洗い流す昨日が低下して口臭が増す、と言われています。
2, 病的な口臭:これは口の中の病気から起きることが多く、虫歯や歯周病が代表的な原因となっています。その他にも入れ歯や舌の上の汚れによっても口臭になります。他にも全身疾患(内臓系や胃腸系の病気)などからも講習になることが多く、その場合には早めに専門医に受診すべきです。
3, 心因性口臭:これは自臭症とも言い、自分で口臭があると思い込んでしまうことです。
 口臭の原因の8割以上は口の中の病気に関係するもので占められています。特に進行している歯周病では、口臭が強く感じるようになります。
歯周病の原因は、歯に付着する歯垢(プラーク)です。そして、口臭をなくすためにもプラークコントロール(歯磨き)が最も大切であることは言うまでもありません。 
 口臭が気になりだしたら歯医者さんに行って、口の中をチェックして下さい。
 専門家が時間をかけて、磨き残したプラーク(歯垢)や付着した歯石、舌の上の舌苔、ムシ歯の有無、歯周病の状況等、口臭に関わる部分を全てチェックします。
 口臭の原因が、口の中の意外な所に見つかるかも知れません! 口は皆様の心の窓です。他の方を気にしながら口を隠しながらお話しするような状態でしたら、要注意です。是非自信を持って笑顔でいられるように常に口のお手入れと歯科医院での定期健診を心がけください。