歯のQ&A

平成30年2月14日(水) 東日新聞掲載

1歳6カ月の健診で『哺乳瓶でミルクを飲ませる場合、虫歯になりやすいので気をつけましょう』と言われました。どのようにすると良いでしょう。教えて下さい
(30代女性、主婦)

[回答者]
豊橋市歯科医師会  鈴木規夫
 哺乳瓶での授乳を続けていると虫歯の原因になるというのは、飲みながら寝てしまう子がいる、という理由からでしょう。
 飲みながら寝てしまうと虫歯になりやすいというのは、母乳でも同じことです。ミルクや母乳の中の糖分が、そのまま寝てしまうことで、長時間口の中に残り、虫歯になりやすくなります。
 ただ、歯に付着した食べかす(離乳食)が残っている方が、虫歯になりやすいため、歯が生えていても離乳食が開始してない赤ちゃんは、歯磨きをしないままミルクや母乳を飲んだまま、眠ってしまっても、そんなには虫歯になりません。
 なので、食後にしっかり歯磨きをして、お口の中をキレイにしているのであれば、授乳の際、気持ちよくウトウトしてるお子さんの口を無理やり開けて、歯磨きしなくても大丈夫だと思います。
 どうしても哺乳瓶を使用してミルクを与える回数や時間が増えて「心配だ!」と思われる場合には、ミルクをお水やお茶に変えるなどして、対応するとよいといいですよ。


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